本当に最近、音楽を聞く習慣というものが大きく変わったと思う。
昔を思い出してみれば、カセットデッキだった。
しかも音源はどこかというと、テレビです。
テレビの音声が出るところに、録音機能付きのカセットデッキを近づけて、ひたすら息を潜めるのです。
もちろん一部屋に一台テレビがあるような環境ではないので、家族にも静かにしてもらうのである。
これが成功した時の感動ったらなかったな。
それから、まさにすり切れるまで、そのテープを再生して、歌詞をノートに書いたりして、暗記したものです。
披露する場所は学校のクラス。休みの時に歌ったりするんですよね。
だから、音楽のトップテンとかベストテンが貴重な番組だったのです。
あの番組が終わったのは、飽きられたというより、音楽の環境が変わったと考える方が自然なのです。
次は、CD、MDの時代。
MDは本当に革命的だった。
レンタルしてきたCDはMDに移して、移動中や車の中で音楽を聞く習慣ができた。
だからレンタル屋さんが栄えた。
そして、時代はダウンロードやストリームの時代に突入してきた。
時代が変わると、歌番組が滅びたようにレンタル屋さんも続々と潰れてツタヤのような大手しか生き残れなくなってきている。
しかもツタヤのメインは映画やコミックに移ろうとしてきている。
間に携帯の着メロ、着うたの時代もあったけど、そこは割愛して、
今は、YouTubeで検索すればたいていの曲は聞けるような時代になった。
そして、どうしても欲しい曲は、AppleのiTunes経由でパソコンかiPhoneにダウンロードする。
これが今の音楽環境。
これからも変わっていくと思うけど、短い人生の中で随分と変わったものだ。